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体 | 体 | 体言 | 体言 | 名詞 | 名詞・代名詞 |
用 | 用 | 用言 | 用言 | 動詞 | 動詞 |
形容(動)詞 | なし | ||||
相言 | 相言 | 連体詞 副詞 | 形容詞 副詞 |
||
感 | 感言 | 陳述の副詞 接続詞 感動詞 | なし 接続詞 間投詞 |
本稿では、若年層の日本語母語話者を対象に、日本語能力試験の1級までの出題範囲に 含まれる名詞について、どれに敬語の接頭辞「お」または「ご」が付くのか、名詞への 付着度を算出する。またその付着度の要因が何かを対数線形モデル(カテゴリーの主効果 とその組み合わせによって起こる交互作用を算出するために、多次元クロス表に 応用した統計手法)を用いて明らかにしていく。
「お」および「ご」の付着について、その付着を促す要因の組み合わせが見つかった。 全体的に、形態的動作性がありかつ語頭が「お」で始まらない3拍の和語と混種語に 「お」が付きやすく、また形態的動作性がありかつ語頭が「ご」で始まらない4拍の 漢語に「ご」が付きやすい傾向があることが明らかとなった。
考察に際しては、まず「KYコーパス」における韓国語母語話者の発話データか ら助詞「に」の使用例を収集した。次に「に」の生起文脈を18変数でコード化 し、クラスタ分析した。その結果、次の三点が明らかとなった。
各々の敬語名詞に出現した機能には,尊敬語,謙譲語,美化語など従来の機能を 1つ持つだけでなく,従来の機能を複数持つ敬語機能もあり,日本語母語 話者がそれらの中で判断が揺らいでいることが確認された.一方,コレス ポンデンス分析の結果,敬語機能が主に4つのグループ(謙譲語・尊謙語 系,尊敬語系,美化語・丁寧語系,無所属系)に分けられ,それぞれのグ ループの中で敬語機能が揺れていることが分かった.また敬語名詞の中に はグループを隔てた揺れを見せるもの,つまりどのグループにも定まって いない敬語名詞も見られたが,機能のグループに沿ってほぼ分類された.
この調査では,日本の新聞(朝日新聞,読売新聞)の社説を用い た外来語の語彙調査を行い,そこで得られたデータについて曲線の あてはめを行う.分析においては,本時系列データプロットについ て,非線形回帰{(y = K/(1+a e-bx),ロジスティックカーブ}を 適用した.
この研究の結果は次の通りである.朝日新聞,読売新聞のデータ プロットはLogistic曲線によく適合した.したがって,Logistic曲 線は,大正時代から現在に至るまでの外来語の増加をよく表す理論 的曲線の一つであるといえる.